暗号資産の盛り上がりと共に、ゲームをプレイしてお金を稼ぐブロックチェーンゲームが流行しています。
数多くのゲームが生まれる一方、多くのプロジェクトは持続的な仕組みを作ることが出来ず失速しています。
そんな中、持続的な経済圏を作ろうとしていることで一部の投資家から注目を集め始めたブロックチェーンゲームがあります。
その名も『スピードスター』。
こちらの記事ではスピードスターの概要、魅力、ゲームの始め方などについて解説します。
- スピードスターは雇用の発生する競馬シミュレーションゲーム
- 独自の経済圏構築によるポンジスキーム脱却に期待
- 真面目な運営とホワイトペーパーも好印象
スピードスターってどんなゲーム?

(引用 : スピードスターホワイトペーパー)
経済圏が生まれる競馬シミュレーションゲーム
スピードスターは競馬シミュレーションゲームです。
しかし、馬を育成してレースするだけのゲームではありません。
このゲームでは、プレイヤーは馬主に雇われ、繁殖・調教・レースといった仕事をすることで報酬を得られます。もちろん報酬は暗号資産なので、実際にお金が稼げます。
役割分担をプレイヤー間で行いゲーム内経済を回していくという、現実のようなシミュレーションゲームなのです。
さらには、観客が馬券を買い、賭けをすることもできます。
コミュニティ内の経済活動のみならず、外部からの資金流入があることで持続的な経済圏が生まれるのではないか、という期待からこのゲームは注目されています。
プロジェクトが上手くいくかはこれからですが、試みとしては今までのブロックチェーンゲームとは一線を画す内容になっていると思います。
ゲームの雰囲気はこちらのトレーラーを見てみてください。
馬がちょっとアホっぽくてとてもかわいいですよ。
ゲームの仕組み
スピードスターのゲームシステムは一見複雑なので、理解しづらいと思います。
仕組みを下記のように図解してみました。

ざっくりとそれぞれの役割を見てみましょう。
馬主 | 馬をレースに出走させたり、繁殖した馬を売ったり、ステーキングしたりすることで稼ぎます。 |
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プレイヤー | 馬主のために仕事をして稼ぎます。「ブリーダー」「トレーナー」「セラピスト」「ジョッキー」の4種からひとつを選びます。 |
オーナー(競馬場・牧場) | 牧場オーナーは施設を設置してステーキングして稼ぐ、競馬場オーナーはレース手数料をもらうなどで稼げるようです。 |
観客(ギャンブラー) | レースに賭けて当たれば報酬がもらえます。 |
プレイヤーができる職業は繁殖をする「ブリーダー」、馬を調教する「トレーナー」、馬をケアする「セラピスト」、レースに出走する「ジョッキー」の4種類。
この中からひとつを選び、仕事をしてお金を稼ぐことができます。
自分のやりたいことを選ぶのも良し、需要が多そうな職業を予測して選ぶのも良しですね。
初期投資をせず、馬を持っていなくても稼げるチャンスがあるのがこのゲームの良いところです。

投資家になりたい人は、マーケットプレイスで馬を買って馬主になりましょう。
馬主として馬を所有しながらブリーダーとして馬の繁殖をして働く、ということももちろんできますよ。
例えば自分がブリーダーを選択した場合、馬の調教・治療・レースについては他のプレイヤーの助けを借りる必要があり、こうしてゲーム内経済が循環していくわけですね。
競馬場オーナーになって手数料をもらったり、牧場オーナーとして施設を設置してステーキングしたりなどもできるようですが、まだ詳細はよくわかっていません。

開発ロードマップ
1月からのジェネシスセールで馬を買った人は、2/14からステーキングをすることができます。
3月末にゲームの基本部分がリリースされ、まずは繁殖からできるようになりました。
夏にマーケットプレイスがオープンし、秋から本格的な賭けレースができそうです。
2022年1月〜3月
- ジェネシスセール *2/10 完売
- ステーキング開始
- ゲームローンチ(繁殖) *3/31 完了
2022年4月〜6月
- レースモード開始 *4/25 予定
- マーケットプレイスローンチ
- ワイルドホースラン開始
- トレーニングモード開始
- DEXローンチ
2022年7月〜9月
- 競馬場セール
- トーナメント実施
- ゲーム内ベッティング(賭け)開始
運営のビジョン

(引用 : スピードスターホワイトペーパー)
筆者が個人的に魅力を感じているのが、開発会社ヘルファクトリーの運営ビジョンです。
ヘルファクトリーはブロックチェーンゲームでよくあるポンジスキームから脱却し、独自のエコノミクスを作ることを目標としています。
ゲームを守るため、VCからの投資も受けず自分たちで資金を用意しました。
トークンプリセールもせず、オリジンホースに圧倒的な優位性を持たせることもせず、先行者利益が大きくなりすぎないようにする配慮が感じられます。
運営のアツい気持ちはホワイトペーパーからも見てとれます。
初めて見た人はその長さと具体性に驚くこと間違いなし。
事業を長期的に継続させるために具体的な計画書があるのは当たり前ですが、ブロックチェーンゲーム界隈はその当たり前のことができていないことが多いのです。
そもそもこのブログを作り始めたのも、ホワイトペーパーに感銘を受け複雑な情報を整理したいと思ったからでした。
(表現が曖昧な部分は今後改善予定とのことです)
運営チームの人柄も良く、長期的に応援していきたいです。
おまけ : 開発陣の雰囲気
2月のジェネシスセールで馬が完売した時のチームの映像です。(CEOのTwitterより)
こんなかわいい人たちが詐欺はしない気がするんですよね…。
Thank you everyone for supporting and bringing our project this far. We promise you that we will contribute our very best we could to ensure the success of this project, for ourselves and for every single one of you who supports us.#SPEEDSTAR 🙏❤️ pic.twitter.com/JsPL84U9xj
— Roberto Dewaris (@roberto_dewaris) February 11, 2022
どうすれば始められる?
ここまで読んで「このゲームいいかも!」と思われた方、ぜひ始めてみましょう!
現時点(4月10日)では繁殖のみできるようになっています。
初めての方は、tofuNFTで馬を購入できます。ゲーム内の公式マーケットプレイスは6月までに実装予定。
馬がなくてもプレイできる、がコンセプトではありますが実際のところ馬がないとできることがほとんどないという側面はあります。
予算に無理のない範囲で馬を準備しながら、ステーキングをしたりしつつ、ゲームの開始を待ちましょう。

SPEED, STAR, JOCといった各種トークンはSushiSwapで購入できます。

馬やトークンを買ってみたいという方向けに、暗号資産の買い方を書いておきますね。
暗号資産の買い方
初めて暗号資産を買う人は下記の順序で進められます。
詳しくはこちらの記事で解説しています。

- 国内取引所(ビットバンクなど)に登録し、円を入金
- 海外取引所(バイナンス)に登録
- 暗号資産(XRP)を購入し、ビットバンクからバイナンスに送金
- バイナンスでBNB購入
- メタマスク(ウェブウォレット)のセットアップ
- バイナンスからメタマスクにBNB送金
- パンケーキスワップでONE購入
- ONEをハーモニーネットワークにスワップ
- 馬 : tofuNFTで購入
- Speed : Sushi スワップで購入
暗号資産経験者の方でハーモニーネットを使用したことがないという方も、上記のようにバイナンスからBNBを送ってスワップするのがおすすめです。
バイナンスやクーコインでONEを購入してウォレットに送るのが一番楽ですが、取引所側のメンテナンスで送金が停止されていることが多いです。
ハーモニーネットへのスワップはchiiさん(@chiichii_1998)の記事がわかりやすいです。
https://note.com/___chiichii/n/n7ef8ddced726
まとめ
以上、スピードスターの概要紹介でした!
短命のブロックチェーンゲームが多い中、長く続く可能性のあるゲームなので、期待しかしていないです。
このブログも微力ながらスピードスターの盛り上がりに貢献できたらと思います。
少しでも興味を持ってくれた方は、ぜひぜひゲームを始めてみてください!
公式リンク
コミュニティでも活発に議論されています!